【平和祈念像作者の言葉】- – – – – – – – – – – – – –– – – – – – –– – – – – –
あの悪夢のような戦爭
身の毛もよだつ凄惨悲惨
肉親を人の子を
かえりみるさえ堪えがたき眞情
誰か平和を祈らずにいられよう
茲に全世界平和運動の先駆として
この平和祈念像が誕生した
山の如き聖哲それは逞しい男性の健康美
全長三十二尺餘
右手は原爆を示し左は平和を
顔は戦爭犠牲者の冥福を祈る
是人種を超越した人間
時に佛 時に神
長崎始まって最大の英断と情熱
今や人類最高の希望の象徴
昭和三十年 春日 北村西望