ふるさとは遠きにありて・・・

今日 Googleで調べ物をしようとした際私の大好きな画家「三岸節子」の記事が載っていて
読み入ってしまった
裕福な家に生まれたものの大変ご苦労された人生だった事を知った
 もうだいぶ昔のことだけど初めて彼女の絵を知ったのはテレビだった
キャンバスに絵の具を絞り出して描いた様なお花の絵だった
 私には絶対描けない様な力強い絵に惹かれた事を思い出す
60歳を過ぎた頃フランスのヴェロンに移り住みそこで絵を描かれた様子もテレビで拝見した
その時「ここは空気が透き通っているから!だからここで描いてみたい!」
そう仰っていた事もよみがえって来た
そこでも強い意志のある絵を描かれていた
 今日の記事の描かれていたところには彼女の自画像が紹介されていた
やはり画家である三岸好太郎と知り合い彼の子供をみごもっていたころの絵だという
そこから発せられる凛とした力強さがあの様に力強いお花を描かれる所以なのだろうと今日分かった
久々に思い出した画家だった
 
 ここまで書いたところに中学時代の友達から電話があった
先日頂いた美味しいおまんじゅうのレシピを知らせてくれた電話だった
彼女は昔ある 私が故郷で個展をさせていただいた時沢山のおまんじゅうを差し入れてくれたそして今も尚時々故郷の香りを送ってくれる友達なのだ
「ふるさとは 遠きにありて思うもの そして悲しくうたうもの・・・
   よしやうらぶれて 異土の乞食となるとても
       帰るところにあるまじや・・・」
室生犀星はそう言っているが私は未だ父も母もいない故郷が大好きでよく帰る
 そこにはおまんじゅうを作ってくれる友達が
今も優しく迎えてくれる兄 義姉 甥 姪 村人がいる
電話を切って「しあわせだな〜!」と思った
 私にとってふるさとは遠きにありて近くに思うもの・・・

愛知県の一宮に三岸節子の美術館があるという
いつか訪れてみたい