こんな時だからこそ

日常の何気ない事を出来る事が如何に素晴らしい事なのか、如何に幸せな事か
今、身に染みている
一昨日、恒例の孫たちのお泊まり会は、一番上は4月から高校生、中3、中2、小五の男の子ばかり
大人になってもお泊まり会は続けるそう
そんな孫たちも長〜い春休みになってしまっている
 いつコロナは終息をするのだろうか?
そんな時、谷川俊太郎の詩「生きる」がテレビで紹介されていた

「生きる」

谷川俊太郎 詩

「生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木漏れ日がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと

生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと

生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ

生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまがすぎてゆくこと

生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうという
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ