終戦記念日

   晴天の日だった。頭に戦闘帽、足にスキー靴。1945年8月15日、花森安治さんはそんな格好で玉音放送を聞いた。「戦争に行かなくて済んだ。死なずに済んだ」。心からほっとした。
 東京・銀座の焼け野原に腰掛け、戦争をしないためにどうすればいいかを考えた。「暮らしをもっとみんなが大事にしたら、暮らしを破壊するものに反対するんじゃないか」。そう思い至った(『花森安治の従軍手(て)帖(ちょう)』)。この考えが自身が編集長を務め、3年後に発刊する雑誌『暮しの手帖』の原点になった。河北春秋 コラムより
 一昨日「駅の子」というドキュメンタリーを見た
その時代を子供として生きていたからこんな目に・・・
親を亡くし、親戚からも追われやむなく駅で暮らしていた子供達
まるで野良犬の様に虫けらの様に扱われた子達!
知らなかった!
初めて知った!
こんな悲惨な事があった事を!
大人たちが起こした戦争!
数年前見た報道写真、亡くなった弟を焼くために背負って焼き場に佇む幼い少年の姿が蘇って来た
その時も涙が溢れた
花森安治さんの言葉、「戦争をしないためにはどうしたらいいのか?」
本当に、どうしたらいいのだろう?
武器を核を必要としない世の中になるのだろうか?