篠田桃紅

久々の東京、日比谷線の神谷町で降りた
重厚な佇まいのホテルオークラを左に見ながら進むとその先に菊池寛実記念「知美術館」があった
周りには高いビルが立ち並んでいるにもかかわらずそこは静寂の中にあった
中に入るとその静けさは更に増していた
104歳の篠田桃紅の個展・墨による抽象画と書の世界
今日は最終日だったせいか沢山の人だった
しかし一つ一つの作品が醸し出す静けさは人の多さを全く感じることなくその一つ一つの作品と対峙する事が出来た
「昔日の彼方に」・・・
帰りの電車の中で自分の遠い昔をたどって見た
めぐりめぐって、色々なことが重なり合って、今日、篠田桃紅の世界に会いにくることが出来た
104歳で今尚人の琴線に触れる作品を創っていらっしゃる・・・
すごいな!
そう思いながら帰った