の風景・・・
茶蔵には時計がありません
何時だったか、家族で能登のランプの家を訪れた折、朝食をすました次男が中々部屋に戻らないので探しに行くとそのホテルのロビーにおいてある小さな囲炉裏で新聞を読んでおり、帰り際「俺、将来囲炉裏のある家にすみたい!」とぽつんと言っておりました
それからかなりの時間が過ぎ次男が結婚と同時に「仕事として囲炉裏が作りたい!」と言いました!
藝大に約7年ほどチャレンジし「名前は悟朗なのに・・・7浪!」
その時、主人も私も全く反対せず「いいのでは?」と言った具合!
それから作業場を探しに・・・それが今の「囲炉裏工房茶蔵」なのです!
こんな事を言ったら持主のSさんには申し訳ありませんが「ひどかった!」の一言です
唯、大掃除を手伝ってくれた長男の嫁「あかねちゃん」と蔵の二階に上がり天井板をはがし立派な梁が出て来た時「何か出来るね!」と話したことを思い出します
その時の想いを実現したのがここ「茶蔵」なのです
囲炉裏は昔、暖をとり、煮炊きをし、そして大黒柱を背に主がすわり家族で憩う団欒の場としてとても大切な場でもありました
今は薪はあまり使わず主流は炭・・・
炭をゆっくりと熾す 辺りがしだいに暖かくなり お湯が沸く
時間がゆっくりと流れていく・・・
そんな 中で ゆっくりと季節のお料理を味わっていただく・・・
それが 茶蔵の私どものモットーとしているところです
お料理を作るとお皿が・・・